投票用紙の素材はプラスティック

現在、多くの選挙で使われているプラスティック製(商品名ユポ投票用紙)に関する開発経緯と導入からリサイクルに至る経緯については、全国市区選挙管理委員会連合会編「選挙時報」令和2年2月号にて(三浦雄二連合会事務局長寄稿による取材報告)が詳細にご報告されております。

投票用紙は、自治体で任期満了まで保管

ご存じのように、使用済投票用紙は、その選挙で選出された議員または長の任期が終了するまで、市区町村の選挙管理委員会で保管されます。選挙後に訴訟が提起された場合などに必要なるからです。

開票作業を終え点検を済ませた投票用紙は、有効無効を区別し、段ボール箱などに入れ密封梱包します。

※公職選挙法第71条第1項「投票、投票録および開票録の保存」

「投票は、有効無効を区別し、投票録および開票録と併せて、市区町村の選挙管理員会において、当該選挙にかかる議員、長または委員の任期間保存しなければならない」

※投票録は投票所に、管理者や立会人の名前、有権者数、投票者数などが記した書類です。開票録は管理者や立会人の名前、有効投票数、候補者(政党)の得票数、無効票数などを記した書類です。

プラスティック製投票用紙のリサイクルフロー

現在ほとんどの自治体で焼却処分されている「保存期限を経過したプラスティック製投票用紙」等を有効活用する、リサイクルシステムを構築いたしました。受け渡しから搬送・保管、開梱・分別、粉砕・溶解、そしてペレット(工業原料)となるまで、厳重なセキュリティ管理のもとに再製品化を推進いたします。使用済投票用紙の受け渡し方法は「大口方式」と「ゆうパック方式」の2種類がございます。

ゆうパック方式

「ゆうパック方式」は、お申し込みを頂いた、全国どちらの自治体(離島を含む)の選挙管理委員会からでも、1箱からお送りいただき、リサイクル処理を行うことができます。詳しくはお問い合わせフォームに必要事項をご記入の上お送りください。概算見積書と資料をお送りいたします。

大口方式

「大口回収方式」は、選挙管理委員会において、共同でご契約いただき、専用トラック便で、回収を行う方式です。各地域の自治体、選管連合会などで取りまとめていただいた投票用紙をNPOが回収してリサイクル工場へ搬送します。

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